るるまゆの実験ノート

お家で細胞を飼っています。自宅の実験で使用しているノート、またその結果を公開していきます。shojinmeat project 所属。

インキュベータ(P-BOX)目盛位置の検討

■目的

インキュベータ (小型インキュベーター P-BOX サンプラテック 培養機器・インキュベーター 【通販モノタロウ】 0157E〜) 内温度を37℃に保つために、どの位置に目盛りを合わせればよいか検討する。

 

■方法

下にアルミバット+水(500ml)を入れて10時間稼働後、温度・湿度を記録する。(※)

※タッパーがまだ購入できていないためバットを使用しました。皆さんがおっしゃっていた通り結露がひどく、ふた開ける度びったびたになりますね。。開閉口に常に水が浸っている状態は余計なコンタミを招きそうなので避けたいです。

 

稼働時間: 10時間

室温: 22-23 ℃

 

■結果

MIDの一つ上の目盛りー>42.0℃, 87%

MIDの真ん中ー>38.5℃, 77%

MIDのMとIの間ー>36.4℃, 86%  ◎←3回行ない、安定して同様の値を得た。

→室温22℃においては、MとIの間の位置に目盛りを合わせると最適。

 

■その他気づいた点など

・電源を入れてから1時間後くらいで湿度は90-95%になるが、O/N(約8時間)後には80%前後で安定。

→タッパーを使えば90%以上で維持できるか?→Yes, 湿度計で確認済み。

→そもそも最低何%の湿度があれば細胞培養可能なのか?

・累計60時間ほど稼働したが、その間水(500ml)は枯渇しなかった。ただ、5,6日目にはほこりのようなものが浮遊していたため定期的に交換したほうがよさそうである。

→タッパーにすればほこり問題は解決。

・室内温度が変動した場合に、自動で制御できる系があればよいなぁ。。と感じました。作れないかなぁ。。。